インターン前日にやるべきこと3つ
\元大手人事OLによる/ グループワークで活躍して、優遇ルートにつなげるための前日準備
はじめに|前日の90分で、当日の評価は変わる
何もせずにインターンに行くと、こうなります。
- その場でお題を初めて知る → 何を話せばいいか分からない
- グループワークで活躍できない → 評価シートに書けることがない
- 結果として、インターン優遇(早期選考・選考免除)を受けられない
逆に言えば、前日にやることは3つだけです。この3つをやっておくと、当日は「知らないことに驚く時間」がゼロになり、考えることに集中できます。
前日にやる3つ
- 過去のインターン内容を確認する(30分)
- 企業分析をしておく(40分)
- 質問を考えておく(20分)
合計90分。前日にこれ以上詰め込む必要はありません。寝不足で当日の頭が回らないほうが損です。
※優遇の有無・内容は企業によって違います(全員対象/優秀者限定/選考免除の範囲など)。「参加すれば必ず優遇がある」わけではないので、優遇が明示されていない企業でも「人事に覚えてもらう」ことを狙って準備するのが現実的です。
1|過去のインターン内容を確認する(30分)
まずは、インターンで何をするのかを把握するところから。当日いきなり内容を知るのと、前日に知っているのとでは、初動のスピードが変わります。
どこで調べるか
- 就活会議 — 参加者の体験談。プログラムの流れや雰囲気が具体的
- ワンキャリア — インターン参加者のレポート。お題や発表形式まで書かれていることが多い
- 企業の採用サイト・募集要項 — 当日のタイムテーブルが載っていることがある
- Xで「企業名 インターン」検索 — 直近の参加者のリアルな声
検索は「企業名+インターン+体験談」。直近2年ぶんを3件以上読むと、共通点(=毎年やっていること)が見えてきます。
体験談で見るのはこの5つ
| 見るポイント | なぜ見るか |
|---|---|
| プログラム形式 | グループワーク中心か、講義・職場体験中心かで準備が変わる |
| お題のジャンル | 課題解決型か、新規事業型か、ケース型か |
| 班の人数・時間 | 人数が多い=発言機会が少ない。時間が短い=進行役の価値が上がる |
| 発表形式 | 模造紙/スライド/口頭のみ。まとめ役の動き方が変わる |
| 社員のフィードバック | フィードバックがある=評価されている前提で動く |
お題の型ごとの準備
- 既存事業の課題解決型 — 一番多い型。準備は「2|企業分析」がそのまま効く
- 新規事業立案型 — 「誰の・どんな困りごとを・どう解決して・どう儲けるか」の4点セットで話す形を頭に入れておく
- ケース型(売上を2倍にするには等) — 数字を分解する型(売上=客数×単価×頻度)だけ思い出しておく
- 職場体験型 — グループワークが薄い代わりに、社員との会話量が評価に直結。「3|質問」の比重を上げる
⚠️ 体験談は「去年の情報」です。年度でお題も形式も変わります。当てにいくのではなく、「大きく外さないため」に読むのが正しい使い方。当日「体験談と違う」となっても動じないでください。
2|企業分析をしておく(40分)
グループワークでは、既存の事業の課題解決を話すことがあるので、企業分析は大事です。「その会社のことを知らない人」が出す打ち手は、だいたい中身がなくてすぐ論破されます。
調べておくことはこんな感じです
- 事業内容(何を売って、誰から、どうお金をもらっているか)
- 主力事業と、売上の構成比(どの事業が本体か)
- 顧客は誰か(BtoB/BtoC/どちらもか)
- 競合3社と、その会社の違い(強み・弱み)
- 直近1年のニュース(新サービス・提携・不振・値上げなど)
- 中期経営計画のキーワード(会社が今どこに賭けているか)
- 会社が抱えていそうな課題(できれば数字で言えるもの)
- 求める人物像(採用ページの言葉をそのまま拾う)
どこを見れば40分で終わるか
| 情報源 | 取れるもの | 目安 |
|---|---|---|
| 採用サイト | 事業の概要・求める人物像 | 10分 |
| IR(中期経営計画・決算説明資料) | 売上構成・課題・注力領域 | 15分 |
| ニュース検索 | 直近の動き | 10分 |
| 体験談・口コミ | 現場の課題感 | 5分 |
IR資料は上場企業なら「企業名 IR」で出てきます。中期経営計画の最初の数ページだけでも、会社が何を課題だと思っているかが分かります。
前日に作るのは「1枚メモ」だけでいい
課題解決の話をするときは、この順番で言えると通ります。
- 現状(数字で言えるとベスト)
- 課題(何が足りていないか)
- 原因(なぜそうなっているか)
- 打ち手(だから何をするか)
- 効果(どう良くなるか)
この5行を、主力事業について1本だけ用意しておく。当日のお題がズレていても、考える型としてそのまま使えます。
💡 深追いは禁物。前日に全事業を調べ切る必要はありません。主力1つ+直近ニュース1つで十分戦えます。
3|質問を考えておく(20分)
インターンの後にある座談会も大事です。ここは「余談の時間」ではなく、人事が学生を見ている時間です。
人事に質問して、名前や顔を覚えてもらうことで選考につながる。優遇の案内は、最終的に「誰に送るか」を人が決めています。覚えられていない学生は、そもそも候補に上がりません。
質問の作り方(3つのルール)
- 調べれば分かることは聞かない — 事業内容・初任給・福利厚生は調べれば出る。準備不足が伝わるだけ
- 自分の仮説とセットで聞く — 「〇〇と理解したのですが、実際は…?」の形にすると、それだけで企業研究したことが伝わる
- 相手によって質問を変える — 若手/管理職/人事で、答えられる話が違う
そのまま使える質問例
若手社員に
- 入社1年目で、一番「思っていたのと違った」ことは何ですか
- 1日のスケジュールはどんな感じですか(何にいちばん時間を使いますか)
- 若手のうちから任せてもらえた仕事はありますか
- 就活生のときに、御社に決めた理由は何でしたか
- 入社前にやっておいてよかったことはありますか
管理職・中堅社員に
- 御社の〇〇事業は今後△△が鍵だと理解したのですが、現場でも同じ感覚ですか
- 活躍している人に共通点はありますか
- 5年後、この事業はどうなっていると思いますか
- 逆に、今いちばん苦戦していることは何ですか
人事に
- 選考で「この人と働きたい」と思うのはどんな学生ですか
- 内定者の方は、学生時代にどんなことをしていた人が多いですか
- 今日のインターンで、どんなところを見ていましたか
- 本選考までにやっておいたほうがいいことはありますか
聞かないほうがいい質問
- 給料・残業・休みの話をいきなり(気になるなら、最後のほうで一言だけ)
- 「特にありません」(一番もったいない。用意していれば絶対に避けられる)
- 調べれば5秒で出ること(事業内容・設立年・拠点数)
- 相手が答えようのないこと(他社との比較、内定が出る確率)
名前と顔を覚えてもらう小技
- 名乗ってから質問する — 「〇〇大学の△△です」の一言があるだけで記憶に残る
- 最初に手を挙げる — 最初と最後の質問は覚えられやすい
- 質問は3つ用意する(全体向け/部署向け/キャリア向け)。誰に当たっても出せる状態にしておく
- 座談会の最後に、一言お礼を伝える(「〇〇のお話が参考になりました」まで言えると強い)
※ここでいう質問は「座談会での質問」です。面接の最後に聞かれる逆質問とは目的が少し違います(座談会=覚えてもらう/逆質問=志望度と理解度を示す)。
前日の90分の使い方
| 時間 | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 0〜30分 | 体験談を3件読む | 当日やることが分かっている状態 |
| 30〜70分 | 企業分析+1枚メモ | 主力事業の課題と打ち手を1本言える状態 |
| 70〜90分 | 質問を3つ書き出す | メモを見ずに質問できる状態 |
書いたものはスマホのメモに入れて持っていく。当日の移動中に読み返せば、それで準備は完了です。
おまけ|当日の朝5分でやること
ここは前日の3つとは別枠。朝に確認するだけでいいものです。
- 集合時間・場所(オンラインならURLと入室時刻)を再確認
- 遅れる可能性に備えて、連絡先(採用担当の電話・メール)をスマホに控える
- 服装の指定を再確認(「私服可」でもオフィスカジュアルが無難)
- 持ち物:筆記用具・メモ帳・学生証・充電器(PC指定があれば充電満タン)
- オンラインならカメラ・マイク・通信、背景の映り込みをテスト
- 昨日書いたメモ(企業分析1枚+質問3つ)を開けるようにしておく
まとめ
- 前日にやるのは3つだけ。過去内容の確認/企業分析/質問の用意
- グループワークで活躍できるかどうかは、当日の頭の回転ではなく前日の準備で決まる
- 座談会で名前と顔を覚えてもらうところまでが、優遇ルートにつながる動き
- ただし優遇の有無は企業次第。覚えてもらう→本選考で有利に働くくらいの温度感で臨むのがちょうどいい
明日、いってらっしゃい。
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